トト姉ちゃん16感想

常子、祖母と初めて対面する4
声をかけたのは店の若旦那の
清だった。
ひとなつっこい人のようで
はじめてあった常子に
きれいだねという。
どきどきする常子だった。
東京に来て一週間。
常子と鞠子は編集試験に向けて
勉強をする。
しかし、常子は清が気になった。
美子は今日の夕ご飯はてんぶらだと
いう。
清がそう言ったらしい。
清と鉄郎は常子たちから見たら
おなじおじさんではあるが
清は東京の人らしくおしゃれだと
美子は言った。

いっぽう君子の就活は
難航していた。
40歳過ぎの女性である。
なかなか思うような就職先がない。
がっかりして帰る君子だった。
家の近くに森田屋という弁当屋が
あって、そこに住み込み店員募集
とあった。

常子と鞠子が君子を探していると
清が声をかけた。
鞠子はあっちを探してくると言って
去って行く。
清は
「まいったなぁ～～～」と
聞こえよがしに言う。
「何がですか」と常子がきく。
「自分は客から頼られていて
お誘いをよくうけて
しかも、自分は手を抜けない性格で」と
いう。
自意識過剰ではないかと
思う。

君子がいたと鞠子が常子を呼びに来て
去って行った。
就職ができず
がっかりしている君子を励ますふたり
の娘たちだった。
そこに滝子もはいって
「ご苦労様だったね」と
君子に言った。

そこにとなりの弁当屋の森田まつが
やってきた。
君子は初めて聞くお店の名前だった
ので、「最近始めたのですか」と
聞いた。
まつは、「うちは80年続いている老舗だ」と
いう。震災で焼け出されて
こっちへきたらしい。
君子が知らないのも無理はない。
滝子は君子に「80年続いている老舗
に失礼だ」という。
「こちとら200年続いているけどね」と
いった。
まつは滝子に「いつも素敵なお召し物
ですね」という。
「若作りで七五三かと思った」と
いった。
滝子もまけずに
「あなたも素敵なお着物ですね。
今度教えてほしいですわ・・・
ひろった場所を！！」
二人は顔をひきつらせて笑った。

「では、また」といって別れた・
つまり

犬とサルの仲らしい。

「あの二人は怖い」と常子が言うと
美子は「おばあ様はやさしい」と
いった。
勉強頑張ったからといって
滝子からおまんじゅうをもらった
らしい。
君子は娘たちが滝子と仲良く
していることがうれしかった。
夕飯は天ブラだった。
おいしいと
みんな嬉しそうに食べた。
ただ一人、清は
ため息をついた。
昼も天ぷらだったという。
付き合いでいったけど
銀座の有名なてんぷらやだったと
また自慢話が始まった。
滝子は「しゃべっていないで
さっさと食べな」といった。

これで清の正体がわかった。
話をすればするほど残念な人
なんだと常子たちは思った。
つまり
自慢話をしたがっている
ひとなのだ。
聞こえよがしに
タメイキ大きくつき
なにがあったのですかと
声をかけさせて
実は・・・と自慢話をする。
自分がいかに仕事ができて
いかに大事にされていて
いかに頼りにされているのかと
いうことだった。
あるときも
またため息をつく清。
常子は聞くと
この仕事は人脈が財産なんだよといって
できる自分は接待攻めにされて
大変なんだという。

常子ははっとした。

そして滝子に頼みがあると
いった。

それは滝子が客周りの時
には一緒に連れて行ってほしいと
いうことだった。
滝子はたくさんの人脈を持って
いる。
その中には仕事をしてくれる人を
さがしている人もいるのではないか
と思った。

そして、君子のために
そういうひとを見つけたいと
滝子に説明した。

滝子は
ついておいでといった。

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清は残念な人なのだけど
この一言で
常子には君子を守ろうと
思いついた。
滝子には人脈が多いという
事に目を付けたのだった。
滝子はそんな常子に興味を
持ったのではないだろうか。
だから
ついておいでといったのだろう。

今日のお話で
心に残ったことは
まつと滝子の言い合いも
すごいけど

てんぷらのおいしそうなこと！！

ぱりぱりではないですか！！
さくさくではないですか！！！

おいしそう～～～～～～

と思いました。